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2021年6月 2日 (水)

執事探偵令嬢刑事

執事探偵令嬢刑事 新 謎解きはディナーのあとで 東川篤哉著 本体1600円+税 小学舘刊 警視庁に栄転した風祭警部は大きなミスを犯して国立署に戻った宝生麗子の後輩、天然キャラの若宮愛理。新メンバーで難事件にいどみ、影山の推理と毒舌が冴えわたる! 本格ミステリー。

2021年5月26日 (水)

11年ぶりの小説

11年ぶりの小説 鳴かずのカッコウ 手嶋龍一著 小学舘刊 本体1700円+税
ヒト、モノ、カネのない「三無官庁」の公安調査庁にあって、梶壮太は脱力系で「Mr.ジミー・チョー(超地味)とも呼ばれるが、一度目にした光景は細部にいたるまで憶(おぼ)えているという特技をもつ。その壮太が中国、北朝鮮、ウクライナ、バングラデシュ、神戸を舞台に暗躍の現場を持ち前の粘り強さで暴いていく。
終盤の物語は意外な展開を見せる風景描写にはロマンもある。カッコウは他の鳥の巣に卵をそっとうみつけて孵化させる。カッコウの托卵、つまり偽装の技。迫り来る危機のシグナルを聞き分け国家の災厄を言い当ててみせる。これが使命。
あーかっこいい。

FFS理論が教えてくれる

FFS理論が教えてくれる ろあなたが伸びる学び型 古野俊幸著 本体1800円+税 日経BP FFS理論では、人間の生来の性格の個性は、大きく「保全性」が高い人、「拡散性」が高い人にわけられる。「保全性」が高い人は積み重ねを苦にせず、一歩一歩階段を上がるようなやり方が得意。一方、予想していない事態への対応が苦手。
「拡散性」の高い人は興味が次々と移り変わり、柔軟な発想ができるがコツコツ反復練習をさせられるとみるみるテンションが下がる。対照的な個性の人がそれぞれ合わない学習法を採っても成果はあがらない。
まず学ぶ人のFFS理論による分析をやってみましょう。

2021年5月19日 (水)

青春群像小説

青春群像小説 エレジーは流れない 三浦しをん著 双葉社刊 本体1500円+税
のどかでさびれた温泉街に暮らす高校生の怜。複雑な家庭の環境や事情 迫り来る進路の選択など、悩み多き日々を送っていた。歌や漫画や大人はみんな、「夢に向かってがんばれ」と煽るけれど。なりたい職業、将来の夢、そんなものは・・・何も無い❗
何気ない日々が輝くほどの思い出になることすらまったく気づいていない。家族愛・笑い・ちょっぴりサスペンス?クスッと笑えて、ハラハラして、こんなに元気をもらえる青春小説は初めて。是非一読を。

2021年5月12日 (水)

お告げの意味に気付いたとき

お告げの意味に気付いたとき 猫のお告げは樹の下で 青山美智子著 宝島文庫刊 本体700円+税
ふと立ち寄った神社で出会ったお尻に星のマークがついた猫ミクジから「ニシムキ」と書かれたタラヨウの葉っぱを授かり「お告げ」が導く7つの優しい物語。
ふわっと心があたたかくなったり、涙がでてしまったり。

2021年5月 5日 (水)

私たちは、知らないうちに誰かを救っている

私たちは、知らないうちに誰かを救っている 木曜日にはココアを 青山美智子著 本体640円+税 宝島文庫刊
川沿いの桜並木のそばに佇む喫茶店「マーブル・カフェ」の一杯のココアから始まる12編の連載短編集。
やっぱり目頭が熱くなってしまいます。

2021年4月28日 (水)

最後の新刊

最後の新刊 これでおしまい 篠田桃紅著 講談社刊 本体1400円+税 三月一日に107歳で生涯を閉じた世界的な美術家であり書家の老いについて、死について、幸せについて・・・
歳を取るというのは、悲しむだけのものでもない。歳を取ってはじめて得られる喜びがある。
「自由というのは、気ままにやりたい放題することではなく、自分というものを立てて、自分の責任で自分を生かしていくこと。やりたいように振る舞って、人にも頼る。それは自由でなないそうです。」自分の行動に責任を持って考え、自分でやる。それが自由。
自分らしい人生を生きたすべての人に向けてのエールとアドバイスになっています。そんな風に生きてみたいです。

2021年4月21日 (水)

日本ミステリーの金字塔

日本ミステリーの金字塔 白鳥とコウモリ 東野圭吾著 本体2000円+税 幻冬舎刊
一人の弁護士の殺人事件で幕を開ける。男は容疑を認め、過去の時効になった殺人事件の犯人だとも自白した。送検され起訴せれた。しかし男の息子と殺害された弁護士の娘が別々に事件に疑問を持ち、動き出す。最後はどんでん返し。一気読み大作でした。

2021年4月14日 (水)

ついにAIの親友

ついにAIの親友 クララとお日さま カズオ・イシグロ著 早川書房刊 本体2500円+税
境界を越えたここからの交流。人工親友という存在それ以上でもそれ以下でもない。クララは、そういう自らの役割を受け止め愛を全うして身を引く。祈りというのは、伝えない愛情なんだ。クララに課された「使命」のように「人そのものを代替する」ことなるかもしれない。クララという存在が無垢であるほど、人間の我が儘や欲深さが際立ち、不安を掻き立てられる。それこそが私たち「人であること」なのかもしれません。ラストはやはり人間のの勝手さが悲しい。

2021年4月 7日 (水)

SFファンタジー小説

SFファンタジー小説 天使たちの課外活動 7 茅田砂胡著 中央公論新社刊 本体1000円+税
期間限定「テオドール・ダナー」がシティの隠れ家ホテルに開店した。しかし「当店で食事したこと及び当店の住所は公にしないこと」を誓約しないと入店できないというおかしな要求にもかかわらず、各界の有名人が続々と駆けつけるレストランとは?一体・・・?
多彩な登場人物や既刊のあちこちにまぎれているエピソードのその後をお見逃しなく!