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2021年5月26日 (水)

11年ぶりの小説

11年ぶりの小説 鳴かずのカッコウ 手嶋龍一著 小学舘刊 本体1700円+税
ヒト、モノ、カネのない「三無官庁」の公安調査庁にあって、梶壮太は脱力系で「Mr.ジミー・チョー(超地味)とも呼ばれるが、一度目にした光景は細部にいたるまで憶(おぼ)えているという特技をもつ。その壮太が中国、北朝鮮、ウクライナ、バングラデシュ、神戸を舞台に暗躍の現場を持ち前の粘り強さで暴いていく。
終盤の物語は意外な展開を見せる風景描写にはロマンもある。カッコウは他の鳥の巣に卵をそっとうみつけて孵化させる。カッコウの托卵、つまり偽装の技。迫り来る危機のシグナルを聞き分け国家の災厄を言い当ててみせる。これが使命。
あーかっこいい。