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2021年1月

2021年1月27日 (水)

全米図書賞受賞‼

全米図書賞受賞‼ JR 上野駅公園口 柳美里著 河出書房新社文庫刊 本体600円+税
全世界が感動した「一人の男」の物語。1933年「天皇」と同じ日に生まれた。東京オリンピックの前年、出稼ぎのため上野駅に降りたった男の壮絶な生涯を通じ描かれる、日本の光と闇・・・居場所を失くしたすべての人へ贈る物語。
社会の周縁にいるホームレスが主人公。今コロナ禍で深刻化する差別、格差、貧困、雇い止めからステイすべきホームが無い、ホームレス状態に転げ落ちる状況。「運が悪かった」ただそれだけなのでしょうか? やはり大切なのは人との繋がりでは?

2021年1月20日 (水)

文字が大きく読みやすい

文字が大きく読みやすい 何がおかしい 佐藤愛子著 中央公論新社刊 本体1300円+税
愛子節全開のスーパーエッセイ。
道理の通らぬ世の中への怒りを率直な感情が実にエネルギッシュ哀愁もユーモアもあって素晴らしい。
巣籠もりに一冊。

2021年1月13日 (水)

最新老後小説

最新老後小説 今度生まれたら 内館牧子著 講談社刊 本体1600円+税
「今度生まれたら、この人とは結婚しない」夫の寝顔を見ながらつぶやいた。70歳の佐川夏江。
自分の人生を振り返ると、節目々々で下してきた選択は本当にこれで良かったのか。進学は、仕事は、結婚は。あの時、別の道もあだたはず。今自分が生きてきた年月を再確認できた。
別の道を選んでも良くなるという保証はない。
やはり自分なら今度生まれたら今の夫と又一緒になりたい。

2021年1月 6日 (水)

待望の書き下ろし

待望の書き下ろし ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人 東野圭吾著 光文社刊 本体1800円+税 殆どの人が訪れたことのない平凡で小さな町。寂れた観光地。ようやく射した希望の光をコロナが奪い、さらに殺人事件が・・・。張り巡らされた数々の仕掛けに驚きです。
颯爽とあらわれた黒い魔術師が人を喰ったような知恵と仕掛けを駆使して、犯人と警察に挑む‼
コロナ禍の小説世界ですかね。 さすがです東野圭吾。