JR 上野駅公園口 柳美里著 河出書房新社文庫刊 本体600円+税
全世界が感動した「一人の男」の物語。1933年「天皇」と同じ日に生まれた。東京オリンピックの前年、出稼ぎのため上野駅に降りたった男の壮絶な生涯を通じ描かれる、日本の光と闇・・・居場所を失くしたすべての人へ贈る物語。
社会の周縁にいるホームレスが主人公。今コロナ禍で深刻化する差別、格差、貧困、雇い止めからステイすべきホームが無い、ホームレス状態に転げ落ちる状況。「運が悪かった」ただそれだけなのでしょうか? やはり大切なのは人との繋がりでは?