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2016年11月 7日 (月)

正しい地域史を知るということ・・高崎経済大学の西沢淳男先生

代官岡上景能の笠懸野開発をめぐって -正しい地域史を知るということ・・
・『代官の日常生活』の著者・・高崎経済大学の西沢淳男先生が4年前に書いています。

大変痛い本質をついている、‘郷土史’と‘地域史’のついて書いて、苦言、批判しています、一定は耳を傾けなければと思います、(最後の黒く太字の・・貴種権門と郷土とのつながりを・・は当会に相通じ、ここまで、極論ではないですが一面もどうしてもあり)

 以下西沢淳男の先生
はじめに
 地域史は歴史学の一分野であり、ある地域を多角的に考察し、民衆史や生活史のなかから、地域独自の歴史を発掘し叙述し、これから取り組んでいかなければならない地域の課題を解明していく学問である。
 近年学校教育の中で、地域学習の場に地域史を取り入れていくことも珍しくはない。しかし、学習内容が史実と異なっていた場合、児童・生徒あるいは地域社会に与える影響は少なくないのである。

戦前においては、郷土人が郷土の歴史を叙述し、それによって愛郷心を養成すべきものという観念がしだいに一般普遍化した郷土史が隆盛した。郷土史には、いわゆる「好古趣味」から発展して、郷土偏愛の立場からその価値や特性を過大に誇示し、ついには「お国自慢」におちいってしまうということがあり。
名だたる中央人、とくに貴種権門と郷土とのつながりを誇ろうとする態度は、往々にして伝説をそのまま歴史と認めようとして附会の誤りをしばしば冒してきたのであった。

代官岡上景能の笠懸野開発をめぐって -正しい地域史を知るということ-全文紹介(PDF)
代官岡上景能の笠懸野開発をめぐって - 高崎経済大学

代官の日常生活